私が小学生の頃(何十年前だ(汗))、近所の通学路近くに秋田犬を飼っている家がありました。当時は飼い犬を放し飼いをする家が多かった時代、この秋田犬も、繋いだり繋がなかったりの状態でした。
私の同級生男子達にも、この秋田犬に追いかけられたり、自転車に乗っていてお尻を噛まれたりする子が出ていました。
ある日の習い事の帰り道、私は自転車で秋田犬の家の前の道路を走っていました。家の前を通り過ぎて20メートル、後ろから「ワン！」とワンコの一声が！すぐに自転車から降り、恐る恐る後ろを振り返ると例の秋田犬が20メートル後ろの道路の真ん中に立っている。やばい。私も噛まれるのか?睨み合うような形で立ち尽くす両者。その時、秋田犬が違う方に顔(だけ)を向ける。チャンス！私は自転車を押しながら少し進む。秋田犬がこちらに顔を向ける。自転車止まる。秋田犬の顔が向こうへ。自転車進む。秋田犬がこちらを向く。自転車止まる。と何度も繰り返し、50メートル離れたところで、一気に自転車に跳び乗って自宅に帰ったのでした。気分は命からがら。まるで秋田犬とだるまさんが転んだをしたよう、または山で熊と遭遇したようでした(決して背中を見せてはならない)。
ところで、柴ワンコを飼うまでは、柴犬と秋田犬の違いは大きさだけかと思っていた。飼った今では、顔つきが違うことがわかるようになりました。
